難しいことは分からないけど、FXをやってみたい!
そんな、超初心者さん向けのトレード手法が、スワップ投資です。
どれくらい初心者向けかというと、一言で言えば「買ったら放置、持ってるだけ」のトレード法、簡単ですね^^;
そんなスワップトレードのポイントは、できるだけ長期間、建玉を保有すること、FXの黎明期に、流行ったトレード手法で、これで大儲けした人も、たくさんいました。
しかし、リーマンショックとともに、このスワップトレードは、上手く機能しなくなり、スワップ派さん達も、一時期はグッと減りました。
が、しかし、最近、また、このスワップ投資が見直されています。
そんな、スワップ投資について、紹介したいと思います。
スワップとは?
そもそも、「スワップ」とは、何なんでしょう?
簡単に言ってしまうと、建玉を1日保有することで、もらえるお金のことです。
こちらのスワップポイント表は、高いスワップポイントで有名な、スワップ派に人気のセントラル短資FXのもの。
(※2016年12月6日のスワップポイント)
この日、ドル円を1lot買って、1日保有すれば、24円がもらえます。
そして、注意しなければならないのは、マイナスのスワップも発生するということ、
上のスワップポイント表でいえば、ドル円を買って1日保有すれば、24円がもらえますが、逆に、ドル円を売って、そのまま1日たつと、29円を払わなければいけません。
なぜ、このような、お金のやり取りが生じるかというと、スワップというのは、通貨間の金利の差額によって、発生するものだからです。
日本円は、言わずと知れた、低金利の通貨、銀行に預けていても、利子なんて、ほんと~に少しだけしかつきませんよね?
なので、銀行で、「こちらの方が利子がいいですよ」と、外貨預金を、進められたことがある人もいるかもしれません。
FXのスワップポイントとは、この外貨預金の利子と同じようなものなのです。
つまり、円よりも、金利の高い通貨を買って持っていれば、その金利の差額が、スワップとして稼げるのです。
逆に、金利の低い円を買うような取引をすると、その分の金利差が、マイナスのスワップとして発生します。
スワップ投資とは、高いスワップポイントの見込めるポジションを、できるだけ長く、保有することによって、このスワップポイントを稼ぐ、というトレード手法です。
買ったら、あとは何もせずに、持ってるだけなので、初心者さんでも、かんたんにできますね。
スワップトレードと相場
スワップトレード、一時期は、とても人気がありましたが、リーマンショックとともに、下火になっていきました。
いったい、なぜでしょうか?
こちらのチャートを見ながら、スワップトレードと相場の関係について説明していきます。
2009年のリーマンショックをきっかけに、ドル円は、長い下落のトレンドに入りました。
この間、日銀も、何度か為替介入をしましたが、ドル円は、一時75円台をつけるという、めちゃくちゃな円高まで進みます。
こういう相場で、スワップポイントを狙って、ドル円を買っても、もらえるスワップより、差益のマイナスの方が大きくなってしまい、スワップトレードは上手く機能しません。
スワップを稼いでも、それより大きな、損が出てしまったら、トータルでマイナスですからね、意味がないんです。
とはいえ、ポジションを決済しなければ、含み損を抱えていても、損は確定しません。
私の知り合いは、リーマンショック後に、ドル円を5lotほど買って、一時期の円高で、-200万円の含み損を抱えていましたが、
その後のアベノミクスで息を吹き返し、見事に、買ったときと同じ水準で、ポジションを救出し、けっきょく、損は出さなかったとか。
この人は、かなり長い間、何年も、ドル円を持っていたので、スワップポイントだけで、数十万円ほど儲けたそうです。
まさしく、買ったら持ってるだけ、できるだけ長く…これぞスワップ投資です。
ただ、リーマンショック後は、アメリカは、金融緩和政策というのをやってまして、ドルの金利も、そんなに良くなかったので、スワップトレードに向く相場ではなく、それって、あまり上手いトレードじゃないんだけどね^^;
そうなんです、金利と為替相場の上げ下げには、明確な関係があって、金利が高い通貨は買われます。
アベノミクスでは、日銀が金融緩和政策をとったこと、それと同時に、アメリカが、ドルの金利を、再び上げはじめ、ドル円は、上昇トレンドに転じました。
日銀が、何度も為替介入しても、止まらなかった円高も、これで、トレンドが転換し、ぐんぐんと円安が進みました。
こういう相場こそ、スワップ投資に向いてる地合い、つまり、今の相場は、再び、スワップトレードを見直してみてもいいんじゃない? という状況にあるんです。
スワップトレードでどれだけ稼げる?
では、スワップ投資を実践した場合、いったい、どのくらい稼げるのか、シミュレーションしてみましょう。
上のスワップ表で紹介した、セントラル短資の、2016年11月の、1ヶ月間のスワップポイントを集計してみました。
ドル円を1lot買って、1ヶ月の間、保有していた場合、スワップポイントで781円を稼ぐことができた計算になりました。
また、高金利通貨の代表格、豪ドルの場合は、1ヶ月で1,206円のスワップを稼げた計算になります。
一見、少ないようですが、これを1年持っていたら、塵も積もれば山となる、それなりの金額になりますよね。
そう、大きな山も一歩から、コツコツと地道に稼いでいく、これがスワップトレードです。
スワップ投資の注意点
スワップ投資をするにあたっては、いくつか、おさえて置かなければいけないポイントがあります。
■レバレッジ
高いレバレッジをかけられるのが、FXの魅力の一つではありますが、スワップトレードの場合、レバレッジは高すぎてはいけません。
なぜなら、レバレッジが高すぎると、相場の値動きに耐えられないことがあるからです。
長い間、ポジションを保有するスワップトレードの場合、相場の変動に、十分にそなえる必要があり、レバレッジも慎重に決めなくてはいけません。
過去の値動きを見ると、2倍のレバレッジでも高いかもしれません、最大でも1.5倍程度、できるなら1倍をおすすめします。
レバレッジをかけられるというFXの魅力は、使えませんが、それでも、銀行の外貨預金に比べれば、手数料にあたるスプレッドは、はるかに有利、また、好きなタイミングで決済できるという利点が、FXにはあります。
■通貨ペア
スワップトレードをする場合、低金利の通貨を売って、高金利通貨を買う、といった取引が有効です。
円は、低金利通貨ですから、円を売って、例えば、豪ドルやNZドルなどの高金利通貨を買う、また、トルコリラなども金利が高く、スワップトレード派さんには人気があります。
ちょっと変わったところだと、円を同じく低金利通貨のユーロを売って、豪ドルを買う、といったような取引も、FXでは可能です。
スワップ口座の選び方
スワップトレードを始めるには、そのためのFX口座の選び方も、とても重要です。
スワップ投資のための口座として、重要なことは、次の2つ、
・スワップポイントが高い
・信頼性も高い
スワップポイントが高いことが重要なのは、言うまでもありませんが、長い間、ポジションを保有することを考えると、会社の信頼性もとても重要です。
上で紹介した、リーマンショック後からポジションを持ち続けた、私の知り合いは、一時期200万円の含み損を抱えながらも、何年も耐え忍び、けっきょく、損は出さずに、利益を出して勝ち逃げできました。
でも、その間、サービスを停止してしまったFX業者も多くあり、もしも、そんな口座でポジションを持ってたら…大損で終わってたことでしょう。
そんなスワップトレード派さんに人気のあるのが、セントラル短資FXです。
セントラル短資FXは、その名の通り、短資系のFX会社で、もともと短期資本の企業間取引をしていた会社のことを、短資会社といいます。
新興企業の多いFX業界にあって、明治時代から続く信頼性は、短資系ならではです。
スワップも高く、スワップトレードを始めるなら、おすすめのFX会社です。
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